〇インデックスファンドの買い入れインパクト

10月の第五営業日、すなわち10/7にTOPIXの組み入れが発表となる

キオクシアはペインの売却などで浮動株が上昇し三倍以上になる

そのためにTOPIX連動ファンドは強制的にそれに沿った株数を購入する必要が出て来る


7/6に出たbloombergの記事

キオクシアHDに3兆円の買い需要も、TOPIX見直しでウエート上昇観測

によれば三兆円の買い需要が予想されるとの事である

三か月が経過したがこの予想はどう変化したか、チャッピー君に計算させてみた

記事内容は

「SMBC日興証券の試算として、キオクシアのTOPIX組入比率が従来の15%から50%へ上昇し、TOPIXウェートが 2.678%、それに伴う買いフローが約3兆円」

三兆円という数字は当時の株価を基準にしている

記事中にはその株価の記載がないので、6月末の株価にする

6月30日の終値は分割前89,680円なので、10月1日効力発生の1→3株分割後に換算すると29,893円

6月の平均値:29,893円

それに対して、先週末の株価19,300円から、上昇を保守的に見込んで20,000円とした場合、購入金額は

3兆円円x20,000/29,893=2.01兆円

2/3程度の金額になる。

一方、市場に与える影響は取引量と関係する。現在は当時に比べるとだいぶ減ってきている

・6月

6月のキオクシアの売買代金は、75兆0242億円でした。1日平均は、約3兆4101億円

3兆円/3.4101兆円=0.87956 約88.0%

になる

・9月

9月のキオクシア売買代金は、約27.0兆円

9月は20営業日なので、27.0兆円÷20=1.35兆円

したがって、現在株価20,000円を前提とした約2.01兆円の買い需要は、

2.007兆円1.35兆円=1.4869月:約149%

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金額は減ったが、逆に7割増近いインパクトを生むことになる


次に株価がどのように変わるかを試算させた

今回の仮定

・株価:20,000円

・想定TOPIX買い需要:約2.01兆円

・9月平均売買代金:約1.35兆円/日

・買い需要:平均売買代金の約1.49日分

このようなケースの場合、買い需要に対する価格インパクトは

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𝑄:今回の買い需要

𝑉:通常の売買代金

𝜎:日次ボラティリティ

𝑌:市場インパクト係数

日次ボラティリティはキクオシアは大型株の割には大きいので5%と想定

市場インパクト係数を弱め:0.5、標準:1.0、強め:、1.5で計算すると

𝑌=0.5の場合、20,600円

𝑌=1.0の場合、21,220円

𝑌=1.5の場合、21,840円

少ないように見えるが、これは2か月間均等に買われた場合の話で買いが集中したり、イナゴがついたりすれば短期的にははるかに老け上がる可能性もある

チャッピー君の考えでは

シナリオ 上昇率 株価

弱い +3〜5% 20,600〜21,000円

標準 +7〜10% 21,400〜22,000円

強い +10〜15% 22,000〜23,000円

極端な需給逼迫 +15〜20% 23,000〜24,000円

となる。

〇東芝の売却インパクト

最新の大量保有報告では、東芝のキオクシア保有株は

70,382,300株、

保有比率12.84%

との事。

株価2万円で計算すると、売却金額は

約1.41兆円

になる

前述の買い需要が2.01兆円なので70%にも及ぶ

もちろんこれは東芝がこの期間にすべてを売却した場合の数字である

その場合は前述したインパクトは大分小さいものになる


どう考えるか

市場の雰囲気は掲示板やXでは東芝の売却を警戒して上値が伸びなかった傾向がみられる

その重しが取れれば本来のキオクシアの株価になっていくはずである

なお、買い需要を2億円としておいたが、インパクト計算では実は買い入れる過程で株価が騰がるとこの2億円自体も正のフィードバックで騰がっていくので本投稿はかなり粗い推定である点は注意ください