・SBIホールディングスはどんな会社?

・競業他社はどんなところ?特徴は?

・決算プレゼン資料を読み解く

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・株価はなぜ上がらない?(・金利上昇の影響は?)

・楽天+みずほとの比較

・北尾氏の夢

・新生銀行とSBIホールディングスのどちらに投資すべきか


3.決算プレゼン資料を読み解く

3.1.SBIホールディングス

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まずはSBIホールディングス全体の決算から見ていく

収益、税引き前利益、当期利益とも過去最高の成績

特にROEが驚異の28%を記録している。

ROEは金融機関の「稼ぐ力」を表し、重要な評価基準になっている。

SBIGrは証券、銀行を含む金融系コングロマリットであるが、

証券系平均:10.33%

銀行系平均:7.25%

の2~3倍という数字

世界の先進企業であるJ.P.Morgan,MorganStanrey,GoldmanSachsあたりでも17%以下なのでそれをはるかに凌駕する数字になっている

また当期利益が倍以上に増えているように急激に拡大改善している点も評価に値する


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財務的成長を背景にSBIGrは10年以上実質毎年増配を行っている。

総配当性向は31.7%。これはメガバンクが総じて50%くらいなのと比較すると落ちるが、すでに見てきたように急激に利益成長している企業としては逆に高いとみる向きもできる

2026.03実績では配当利回り3.3%なので高配当銘柄にちかい。

高成長銘柄なのにこの配当利回りを両立している点も評価できる


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次に何で儲けているかを見ていく

この会社はセグメントを下記に分けている

・金融サービス

・資産運用

・PE投資事業

・暗号資産

・次世代事業

この会社の祖業はPE投資(PrivateEquity:ベンチャー投資など)、暗号資産であるが、現在は金融サービスセグメントの利益が大部分を占めている。


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金融サービス事業はさらに3つに区分されている

・銀行事業

・証券事業

・保険事業

SBIといえば楽天証券との華々しい争いで証券事業が強いような印象があるが、現在では銀行事業の方が三倍以上利益を上げている。

ただし、ユーザーとの接点を作るうえで証券事業は現在でも有効でそこから証券他のビジネスに誘導しているビジネスモデルを取っていると思われる

次章から銀行事業を営んでいるSBI新生銀行の決算説明資料についてみていく


3.2.SBIホールディングス

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新生銀行の決算。

こちらも過去最高が並んでいるが、純利益は三割増えている。

日経平均並みの上昇率である

利益の前提となる、基盤の数値、営業性資産や預金量も中継目標を一年前倒しで達成できる状況である

つまり、計画以上の好決算はたまたまではなく実力の上に達成されたという事である。


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決算の中身、というか粗利益についてみていく

粗利益は二種類に分けられる

・資金利益

・非資金利益

銀行における「資金利益」とは、貸出金利息や有価証券の運用益などの「資金運用収益」から、預金の支払利息などの「資金調達費用」を差し引いた、いわゆる「利ざや(利息の差額)」のことです。銀行の伝統的かつ最も基本的な収益源を指す。

「非資金利益」とは資金利益を除いたもので、主に各種手数料やコンサルティング業務、M&Aや資産運用サポートなどの業務から得られる利益(役務取引等利益など)を指し、近年の低金利下で収益源の多様化として各行が注力している

新生銀行の場合は、各種手数料、PE業務の投資回収、証券化関連収益などの増益が多い

すでに半々になっているが、非資金利益は28%増えているのに、資金利益はマイナス2%になってしまっている。

これは後で詳しく増えるが、SBIの弱点、資金の調達が借り入れや社債によるところが大きいため、市場金利に左右されやすくコストが高くなる

金利上昇局面では調達コストは高くなる。もちろん貸出金利も高くできるから実際の収益は政策金利が高くなった方が大きくなる。

ただし、調達コストはすぐに上昇するが、貸出金利は契約にもよるが騰がるまでにタイムラグが発生するのでその過渡期には採算が悪化する。

図中に

「資金利益:前年比で減少したものの、25年度後半からは前四半期比で増加基調」

とあるのはそのことを指す。


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この図はそのことを示しているもので資金収益はタイムラグを経て上昇している。従って2026年度の資金利益は上がるハズである。

(この図は分かりやすくするために不正確になっているのか、政策金利上昇回数やFY2024/4Q→FY2025/1Qのギャップなどいくつか不明な点が存在するが深く分析しない)


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この図は地銀との連携を示しているが、北尾氏の夢、「第四のメガバンク構想」に関係する実績を示している。後で詳しく振れるが10年スパンの時間が必要だろう