日本&世界の株式指標ガイド
日経平均・S&P500・NYダウなど、世界の主要な株式指標32種類を徹底解説。
各指標の概要・構成・市場規模・注目度・チャートリンクを網羅しています。
📋 指標一覧
| 指標名 | 構成 | 算出方法 | 注目度 |
|---|---|---|---|
| 日本 | |||
| 日経平均株価(日経225) | 東証プライム市場の代表的な225銘柄 | 価格加重平均(除数修正方式) | ★★★★★ |
| TOPIX(東証株価指数) | 東証プライム市場の全銘柄(約2,000銘柄) | 時価総額加重平均(浮動株基準) | ★★★★★ |
| 東証グロース市場250指数 | グロース市場の上位250銘柄(時価総額・売買代金基準) | 時価総額加重平均(浮動株基準) | ★★★☆☆ |
| JPX日経インデックス400 | ROE・営業利益・時価総額等の基準で選定された400銘柄 | 時価総額加重平均(浮動株基準) | ★★★☆☆ |
| 東証REIT指数 | 東証に上場する全J-REIT銘柄(約60銘柄) | 時価総額加重平均(浮動株基準) | ★★★☆☆ |
| 日経平均ボラティリティー・インデックス(日経VI) | 日経225オプションのインプライドボラティリティ | 日経225オプション価格から算出 | ★★★★☆ |
| 読売株価指数(読売333) | 東証プライム市場から33業種×各10銘柄=330銘柄+特別枠3銘柄 | 等ウェイト方式(均等加重) | ★★☆☆☆ |
| 米国 | |||
| S&P 500 | 米国大型株500銘柄 | 時価総額加重平均(浮動株基準) | ★★★★★ |
| NYダウ(ダウ・ジョーンズ工業株30種平均) | 米国を代表する優良30銘柄 | 価格加重平均(除数修正方式) | ★★★★★ |
| NASDAQ総合指数 | NASDAQ市場に上場する全銘柄(約3,000銘柄以上) | 時価総額加重平均 | ★★★★★ |
| NASDAQ 100 | NASDAQ上場の非金融セクター上位100銘柄 | 修正時価総額加重平均 | ★★★★☆ |
| ラッセル2000 | 米国小型株2,000銘柄(ラッセル3000の下位2,000銘柄) | 時価総額加重平均 | ★★★★☆ |
| VIX(恐怖指数) | S&P500の30日先のオプション価格 | S&P500オプションのインプライドボラティリティから算出 | ★★★★★ |
| SOX指数(フィラデルフィア半導体指数) | 米国上場の主要半導体関連30銘柄 | 修正時価総額加重平均 | ★★★★☆ |
| NYSE FANG+指数 | 巨大テック10銘柄(META, AAPL, AMZN, NFLX, GOOGL, MSFT, NVDA, SNOW, AVGO, CRM) | 等ウェイト方式(均等加重) | ★★★☆☆ |
| 欧州 | |||
| FTSE 100(英国) | ロンドン証券取引所の時価総額上位100銘柄 | 時価総額加重平均(浮動株基準) | ★★★★☆ |
| DAX 40(ドイツ) | フランクフルト証券取引所の主要40銘柄 | 時価総額加重平均(浮動株基準) | ★★★★☆ |
| CAC 40(フランス) | パリ証券取引所(ユーロネクスト)の主要40銘柄 | 時価総額加重平均(浮動株基準) | ★★★☆☆ |
| ユーロ・ストックス50 | ユーロ圏11ヵ国の優良50銘柄 | 時価総額加重平均(浮動株基準) | ★★★★☆ |
| STOXX 600(欧州600) | 欧州17ヵ国の大型・中型・小型600銘柄 | 時価総額加重平均(浮動株基準) | ★★★☆☆ |
| アジア・オセアニア | |||
| 上海総合指数(中国) | 上海証券取引所の全上場銘柄(A株+B株) | 時価総額加重平均 | ★★★★☆ |
| ハンセン指数(香港) | 香港証券取引所の主要銘柄(約80銘柄) | 時価総額加重平均(浮動株基準) | ★★★★☆ |
| KOSPI(韓国) | 韓国取引所の全上場銘柄(約800銘柄) | 時価総額加重平均 | ★★★☆☆ |
| 加権指数 TAIEX(台湾) | 台湾証券取引所の全上場銘柄 | 時価総額加重平均 | ★★★★☆ |
| SENSEX(インド) | ボンベイ証券取引所の主要30銘柄 | 時価総額加重平均(浮動株基準) | ★★★★☆ |
| Nifty 50(インド) | NSEの主要50銘柄(13セクターから選定) | 時価総額加重平均(浮動株基準) | ★★★★☆ |
| S&P/ASX 200(オーストラリア) | オーストラリア証券取引所の主要200銘柄 | 時価総額加重平均(浮動株基準) | ★★★☆☆ |
| STI(シンガポール) | シンガポール取引所の主要30銘柄 | 時価総額加重平均(浮動株基準) | ★★☆☆☆ |
| VN指数(ベトナム) | ホーチミン証券取引所の全上場銘柄 | 時価総額加重平均 | ★★☆☆☆ |
| グローバル | |||
| MSCI ワールド・インデックス | 先進国23ヵ国の大型・中型約1,500銘柄 | 時価総額加重平均(浮動株基準) | ★★★★★ |
| MSCI ACWI(オール・カントリー) | 先進国23ヵ国+新興国24ヵ国 = 47ヵ国の約3,000銘柄 | 時価総額加重平均(浮動株基準) | ★★★★☆ |
| MSCI エマージング・マーケット | 新興国24ヵ国の大型・中型約1,400銘柄 | 時価総額加重平均(浮動株基準) | ★★★★☆ |
日本
日経平均株価(日経225) Nikkei 225
★★★★★日本を代表する株価指数であり、世界で最も知られた日本市場の指標。東証プライム市場に上場する225銘柄で構成され、価格加重方式で算出されます。値がさ株(株価の高い銘柄)の影響を受けやすい特徴があります。日本の景気動向を示すバロメーターとして、ニュースで毎日報道されています。
- 日本で最も知名度が高く情報量が豊富
- 先物・オプション市場の流動性が高い
- ETF・投資信託の選択肢が非常に多い
- 値がさ株の影響が大きく市場全体を正確に反映しない
- 225銘柄のみで中小型株の動きが見えにくい
- 構成銘柄の入れ替え頻度が低い
TOPIX(東証株価指数) Tokyo Stock Price Index
★★★★★東証プライム市場に上場する全銘柄の時価総額を基に算出される指数。日経225が「価格加重」であるのに対し、TOPIXは「時価総額加重」であるため、市場全体の動きをより正確に反映します。機関投資家のベンチマークとして広く利用され、日銀のETF買い入れ対象でもありました。
- 市場全体の動きを正確に反映する時価総額加重方式
- 機関投資家の標準的なベンチマーク
- 日銀ETF買い入れの対象だった実績
- 大型株に偏りやすく中小型株の影響が薄い
- 日経平均ほど一般的な知名度がない
- トヨタなど一部銘柄の影響力が突出
東証グロース市場250指数 TSE Growth Market 250 Index
★★★☆☆旧マザーズ指数の後継指標。新興企業・成長企業が多く上場するグロース市場の動向を示します。個人投資家に人気の高いIPO銘柄やバイオ・IT関連のスタートアップが多く含まれ、値動きが大きい(ボラティリティが高い)のが特徴です。
- 成長企業・IPO銘柄の動向を把握できる
- 大化け株を発見するヒントになる
- 個人投資家の市場心理を反映
- 値動きが激しくリスクが非常に高い
- 時価総額が小さく一部銘柄に偏る
- 上場廃止や統合で指数から除外されるリスク
JPX日経インデックス400 JPX-Nikkei Index 400
★★★☆☆投資家にとって投資魅力の高い企業で構成される指数。ROE(自己資本利益率)や資本効率を重視した銘柄選定が特徴で、コーポレートガバナンス改革の象徴的な指数です。GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)のベンチマークの一つにも採用されています。
- 資本効率の高い優良企業に厳選されている
- GPIF採用で信頼性が高い
- ガバナンス改革の進捗を測る指標
- 知名度が低く情報が少ない
- 連動ETFの流動性が限定的
- 年1回の銘柄入れ替えで入れ替えリスクがある
東証REIT指数 TSE REIT Index
★★★☆☆日本の不動産投資信託(J-REIT)市場全体の値動きを示す指数。オフィスビル、商業施設、住宅、物流施設などの不動産に投資するREITで構成されます。配当利回りが高いのが特徴で、金利動向に敏感に反応します。
- 平均分配金利回り4%前後と高配当
- 少額で不動産投資ができる
- 株式とは異なる値動きで分散効果がある
- 金利上昇局面で大きく下落しやすい
- 不動産市況に左右される
- 借入比率が高くレバレッジリスクがある
日経平均ボラティリティー・インデックス(日経VI) Nikkei Volatility Index
★★★★☆日本版VIX(恐怖指数)。日経225オプションの価格から市場参加者が予想する将来の変動率(ボラティリティ)を算出したものです。数値が高いほど市場の不安や恐怖が大きいことを示します。通常は15〜25程度で推移し、30を超えると「恐怖状態」、40超は「パニック」とされます。
- 市場の恐怖・楽観を数値で把握できる
- 暴落の前兆を察知するヒントになる
- 逆張り投資のタイミング判断に有用
- 直接投資する商品が少なく扱いにくい
- 短期的な急変動で判断を誤りやすい
- 日経VIは米VIXに比べ流動性が低い
読売株価指数(読売333) Yomiuri Stock Index 333
★★☆☆☆2023年3月に新設された比較的新しい指数。日経平均(値がさ株偏重)やTOPIX(大型株偏重)の弱点を補うことを目指し、「等ウェイト方式」を採用しています。全33業種から均等に10銘柄ずつ選定し、1銘柄あたりの影響度を均一化。中小型株も含め、日本株市場全体をバランスよく反映する設計です。
- 等ウェイト方式で1銘柄の偏りがない
- 全業種を均等にカバーし市場全体をバランスよく反映
- 中小型株の動きも反映される
- 2023年新設で歴史が浅くデータ不足
- 連動ETFがなく直接投資が困難
- 知名度が低く参照する投資家が少ない
米国
S&P 500 Standard & Poor's 500
★★★★★世界で最も注目される株価指数であり、米国経済の「体温計」。米国の主要大型株500銘柄で構成され、米国株式市場の時価総額の約80%をカバーします。世界中の機関投資家・個人投資家のベンチマークとして使用され、「S&P500に勝てるファンドマネージャーはほとんどいない」とまで言われています。
- 世界中の機関投資家のベンチマーク
- 米国株式市場の約80%をカバー
- ETF(SPY・VOO・IVV)の流動性が極めて高い
- 巨大テック企業に偏りすぎている
- 米国一国集中でグローバル分散にならない
- 円安・円高の為替影響を受ける(日本人投資家)
NYダウ(ダウ・ジョーンズ工業株30種平均) Dow Jones Industrial Average
★★★★★1896年に算出開始された世界最古級の株価指数の一つ。Apple、Microsoft、Goldman Sachs、McDonald'sなど米国を代表する優良企業30銘柄で構成されます。価格加重方式のため、株価の高い銘柄(UnitedHealth Group等)の影響が大きいのが特徴。「ダウが上がった・下がった」はニュースの定番フレーズです。
- 歴史が長く過去データが豊富
- ニュースで毎日報道され知名度が極めて高い
- 米国を代表するブルーチップ企業のみで構成
- たった30銘柄で市場全体を反映しない
- 価格加重のため株価の高い銘柄に偏る
- テクノロジーセクターの比重が低い
NASDAQ総合指数 NASDAQ Composite
★★★★★NASDAQ市場に上場する全銘柄の時価総額加重指数。Apple、Microsoft、Amazon、Google(Alphabet)、Meta、NVIDIA等のテクノロジー大手が多く含まれ、ハイテク・IT・バイオ・通信セクターの動向を色濃く反映します。成長株の動向を見る上で欠かせない指標です。
- テクノロジー・成長株の動向を広く把握
- 全銘柄を含むため市場全体を反映
- GAFAM等世界的企業の成長を取り込める
- テクノロジー偏重でセクター分散が弱い
- ボラティリティが高く下落幅も大きい
- 直接連動するETFが少ない(NASDAQ100のQQQが代替)
NASDAQ 100 NASDAQ-100 Index
★★★★☆NASDAQ市場の中から金融セクターを除いた時価総額上位100銘柄で構成。Apple、Microsoft、NVIDIAなどのテクノロジー巨人が上位を占めます。「Magnificent Seven(マグニフィセント・セブン)」と呼ばれる巨大テック企業の比重が非常に大きく、テクノロジーセクターの強弱を見る上で最も重要な指数の一つです。
- QQQという世界最大級のETFがあり投資しやすい
- AI・クラウド等最先端テクノロジーの成長を取り込める
- 過去のパフォーマンスが非常に高い
- Magnificent Sevenの偏りが極端
- 金融セクターが除外され業種が偏る
- 金利上昇局面では大きく下落する傾向
ラッセル2000 Russell 2000 Index
★★★★☆米国小型株市場を代表する指数。S&P500やNYダウが大型株中心であるのに対し、ラッセル2000は小型株2,000銘柄で構成されます。米国経済の「実態」をより反映するとされ、景気敏感度が高いのが特徴。大型株が不調でも小型株が堅調な場合(またはその逆)があり、「ローテーション」の判断材料として重要です。
- 米国経済の実態を反映し景気の先行指標になる
- 大型株と異なる値動きでローテーション戦略に活用
- IWMという流動性の高いETFがある
- 小型株特有の高ボラティリティ
- 大型株にパフォーマンスで劣る年も多い
- 個別銘柄の分析が困難(2000銘柄)
VIX(恐怖指数) CBOE Volatility Index
★★★★★「恐怖指数」の通称で知られる、世界で最も有名なリスク指標。S&P500オプションの価格から算出され、市場参加者が予想する今後30日間の変動率を示します。通常は12〜20程度、20超で「警戒」、30超で「恐怖」、40超で「パニック」とされます。コロナ・ショック時は一時82.69まで上昇しました。
- 市場のリスク状態を瞬時に把握できる
- S&P500との逆相関でヘッジに使える
- 世界中の投資家が注目するグローバルスタンダード
- VIX商品は減価(コンタンゴ)が激しく長期保有に不向き
- 急騰後の急落で大損のリスクあり
- 恋恐指数上昇=暴落ではなく誤解されやすい
SOX指数(フィラデルフィア半導体指数) Philadelphia Semiconductor Index
★★★★☆半導体セクターの動向を示す世界で最も注目される指数。NVIDIA、AMD、Intel、TSMC(ADR)、Broadcom、Qualcommなど、世界の半導体産業を牽引する企業で構成されます。AI・データセンター・自動運転などの先端技術の需要動向を先取りする「先行指標」としても注目されています。
- AI・データセンター需要の先行指標として有用
- NVIDIA等世界的半導体企業をカバー
- SOXXという流動性の高いETFがある
- 半導体サイクルの影響を受けやすく変動が大きい
- 特定セクターに集中し分散効果がない
- 地政学リスク(米中関係等)の影響を受けやすい
NYSE FANG+指数 NYSE FANG+ Index
★★★☆☆FAANG(Facebook, Apple, Amazon, Netflix, Google)を中心とした巨大テクノロジー企業10銘柄で構成される指数。等ウェイト方式のため、各銘柄の影響度が均一です。構成銘柄は定期的に見直され、時代を反映した「最強テック企業」が選ばれます。日本でもFANG+投信が人気を集めています。
- 最強テック企業10社に集中投資できる
- 等ウェイトで特定銘柄の偏りがない
- 日本でもFANG+投信が大人気
- たった10銘柄で集中リスクが極めて高い
- 構成銘柄の入れ替えが頻繁で安定性に欠ける
- テクノロジー不況時には大幅下落のリスク
欧州
FTSE 100(英国) Financial Times Stock Exchange 100 Index
★★★★☆英国を代表する株価指数で、「フッツィー100」と読みます。シェル、HSBC、アストラゼネカ、ユニリーバなど、世界的に展開するグローバル企業が多く含まれます。構成企業の海外売上比率が約70%と高いため、英国経済よりもグローバル経済の動向を反映しやすい特徴があります。
- 世界的グローバル企業が多く含まれる
- 配当利回りが比較的高い
- 欧州市場への分散投資に最適
- 英国経済よりグローバル経済を反映し指標としては紛らわしい
- Brexit後の不透明感が残る
- ポンド建てで為替リスクがある
DAX 40(ドイツ) Deutscher Aktienindex
★★★★☆ドイツ(欧州最大の経済大国)を代表する株価指数。SAP、シーメンス、BMW、メルセデス・ベンツ、アリアンツなどの世界的企業が含まれます。配当込みのトータルリターン指数として算出されるのが他の主要指数と異なる特徴です。欧州経済の「エンジン」であるドイツ経済のバロメーターです。
- 配当込みトータルリターン指数で実質リターンがわかる
- 欧州最大経済の動向を把握できる
- SAP・シーメンス等世界的企業を含む
- 自動車・製造業偏重でテクノロジーの比重が低い
- ユーロ建てで為替リスクがある
- 中国経済への依存度が高く影響を受けやすい
CAC 40(フランス) Cotation Assistée en Continu
★★★☆☆フランスを代表する株価指数。LVMH(ルイ・ヴィトン)、エルメス、ロレアル等の世界的高級ブランドに加え、トタルエナジーズ、エアバス、サノフィなどの大企業が含まれます。特にラグジュアリーセクターの比重が高く、世界の消費動向を反映しやすい特徴があります。
- LVMH等世界的ラグジュアリーブランドに投資できる
- 世界の消費動向を反映する
- エアバス・サノフィ等多様なセクターをカバー
- ラグジュアリーセクターの比重が高く偏りがある
- ユーロ建てで為替リスクがある
- ドイツDAXより注目度が低い
ユーロ・ストックス50 EURO STOXX 50
★★★★☆ユーロ圏を代表するブルーチップ指数。ドイツ、フランス、オランダ、スペイン、イタリアなどユーロ圏11ヵ国の主要企業50社で構成されます。欧州版S&P500とも言える存在で、ユーロ圏経済の動向を見る上で最も重要な指標です。ASML、LVMH、SAP等が上位銘柄です。
- ユーロ圏全体の動向を把握できる欧州版S&P500
- ASML・LVMH・SAP等世界的企業を含む
- デリバティブ市場が充実しておりヘッジに使える
- 米国市場に比べ成長力が劣る
- 政治リスク(EU離脱・選挙等)の影響を受けやすい
- 欧州経済は構造的低成長の懸念がある
STOXX 600(欧州600) STOXX Europe 600
★★★☆☆欧州全体を広くカバーする指数。ユーロ圏に加え、英国、スイス、スウェーデン、ノルウェーなど非ユーロ圏も含む17ヵ国の600銘柄で構成されます。欧州株式市場の約90%をカバーし、欧州全体の動向を見るのに最適な指数です。
- 欧州全体17ヵ国を広くカバー(約90%)
- 大型・中型・小型株を含み分散が効いている
- 欧州全体の動向を見るのに最適
- 個人投資家には馴染みが薄く情報が少ない
- 米国市場に比べ成長力が劣る
- 直接投資できるETFが日本からは限られる
アジア・オセアニア
上海総合指数(中国) SSE Composite Index
★★★★☆世界第2位の経済大国・中国の株式市場を代表する指数。上海証券取引所に上場する全銘柄で構成されます。中国政府の経済政策や規制変更に大きく左右されるのが特徴で、先進国の指数と異なる値動きをすることも多いです。外国人投資家のアクセスは「滬港通(ストックコネクト)」を通じて限定的です。
- 世界第2位の経済大国の株式市場をカバー
- 政府の景気刺激策で急騰することがある
- 先進国と異なる値動きで分散効果がある
- 中国政府の政策・規制に大きく左右される
- 外国人投資家のアクセスが制限されている
- 企業情報の透明性が低く信頼性に欠ける
ハンセン指数(香港) Hang Seng Index
★★★★☆香港市場を代表する指数。中国本土企業のH株やレッドチップも含まれるため、中国経済の動向を海外から見る「窓口」としての役割も果たしています。テンセント、アリババ(香港上場)、HSBCなどが上位銘柄です。米中関係や中国の規制動向に敏感に反応します。
- 中国経済を海外から見る「窓口」として有用
- テンセント・アリババ等中国テック大手に投資可能
- 国際金融都市としてのアクセス性が高い
- 米中関係の惪化で大きく下落するリスク
- 中国の規制強化(テック規制等)の影響を受ける
- 香港国家安全維持法など政治リスクがある
KOSPI(韓国) Korea Composite Stock Price Index
★★★☆☆韓国株式市場を代表する指数。サムスン電子が指数全体の約20〜25%を占める「サムスン指数」とも呼ばれるほど、同社の影響力が圧倒的です。半導体(サムスン・SKハイニックス)やバッテリー(LGエナジー)など、先端技術セクターの比重が高いのが特徴です。
- 半導体・バッテリー等先端技術セクターが充実
- サムスン電子の動向を把握できる
- エンターテインメント等韓国独自のセクターがある
- サムスン電子が指数の約25%を占め偏りが大きい
- 北朝鮮問題等の地政学リスクがある
- ウォン安の影響で為替リスクがある
加権指数 TAIEX(台湾) Taiwan Capitalization Weighted Stock Index
★★★★☆台湾株式市場の指数。世界最大の半導体受託製造企業であるTSMC(台湾積体電路製造)が指数の約30%を占め、TSMCの業績が指数を大きく左右します。AI半導体ブームでTSMCの重要性が増すにつれ、世界の投資家からの注目度も急上昇しています。
- TSMCの成長を通じてAI半導体需要を取り込める
- 世界の投資家からの注目度が急上昇中
- EWTという米国上場ETFで投資可能
- TSMCが指数の約30%を占め集中リスクが高い
- 中台関係の地政学リスクが最大の懸念
- 外国人投資家の売買規制がある
SENSEX(インド) S&P BSE SENSEX
★★★★☆インドを代表する株価指数の一つ。リライアンス・インダストリーズ、TCS(タタ・コンサルタンシー・サービシズ)、インフォシスなどインドの主要企業30社で構成されます。世界最大の人口を擁し高成長を続けるインド経済のバロメーターとして、近年急速に注目度が高まっています。
- 世界最大の人口を擁する高成長経済
- IT産業(TCS・インフォシス)の成長を取り込める
- 近年急速に注目度が高まっている
- ルピー安の為替リスクがある
- 新興国特有の政治・規制リスク
- バリュエーションが割高との指摘もある
Nifty 50(インド) NIFTY 50
★★★★☆インドのもう一つの主要指数で、SENSEXと並びインド株式市場の双璧。NSE(インド国立証券取引所)に上場する50銘柄で構成され、SENSEXよりも銘柄数が多く、業種分散も効いています。インドのデリバティブ市場では最も取引されている指数です。
- SENSEXより銘柄数が多く業種分散が効いている
- インドのデリバティブ市場で最も取引されている
- 成長経済の恩恵を受けやすい
- SENSEXと同様の為替・政治リスクがある
- 日本からの直接投資手段が限られる
- ボラティリティが高く新興国リスクがある
S&P/ASX 200(オーストラリア) S&P/ASX 200 Index
★★★☆☆オーストラリア株式市場を代表する指数。BHPグループ、CBA(コモンウェルス銀行)、CSLなどが上位銘柄です。資源セクター(鉄鉱石・金・LNG)と金融セクターの比重が高く、コモディティ価格と密接な関連があります。アジア太平洋地域の重要な市場の一つです。
- 資源国としてコモディティ価格上昇の恩恵を受ける
- 配当利回りが比較的高い
- アジア太平洋地域の重要な市場
- 資源セクター偏重でテクノロジー比率が低い
- 中国経済への依存度が高い
- 豪ドル建てで為替リスクがある
STI(シンガポール) Straits Times Index
★★☆☆☆シンガポール市場を代表する指数。DBS銀行、OCBC銀行、UOBなどの金融機関が上位を占めます。シンガポールはASEAN地域の金融ハブであり、東南アジア経済の動向を反映します。配当利回りが比較的高いのも特徴です。
- ASEAN地域の金融ハブとしての安定性
- 配当利回りが比較的高い
- 東南アジア経済の動向を反映
- 市場規模が小さく流動性が限定的
- 金融セクターに偏りが大きい
- 成長力で他のアジア市場に劣る
VN指数(ベトナム) VN-Index
★★☆☆☆ベトナム株式市場を代表する指数。「ネクスト・チャイナ」として製造業の移転先として注目されるベトナム経済の成長を反映しています。ビングループ、ビンホームズ等の不動産や銀行セクターの比重が高いです。新興国フロンティア市場として、高い成長ポテンシャルとリスクを併せ持ちます。
- 「ネクスト・チャイナ」として高い成長ポテンシャル
- 製造業の移転先として注目度上昇中
- 新興国フロンティア市場で先行者利益が見込める
- フロンティア市場で流動性・透明性に課題
- 不動産・金融偏重でセクター分散が弱い
- 外国人投資家の売買規制がある
グローバル
MSCI ワールド・インデックス MSCI World Index
★★★★★世界の先進国株式市場を網羅する最も重要なグローバル指数の一つ。米国、日本、英国、フランス、ドイツなど23ヵ国の約1,500銘柄で構成されます。ただし米国の比重が約70%を占めるため、実質的に米国株の影響が非常に大きいのが特徴です。グローバル分散投資のベンチマークとして世界中で使用されています。
- 先進国23ヵ国に分散投資できる
- グローバル分散投資のベンチマークとして世界標準
- eMAXIS Slim先進国株式等低コスト投信が充実
- 米国比率が約70%で実質的に米国偏重
- 新興国を含まず成長市場を取りこぼせない
- 為替リスクが分散される反面、複雑になる
MSCI ACWI(オール・カントリー) MSCI All Country World Index
★★★★☆「オルカン」の愛称で知られる、全世界の株式市場を1つの指数でカバーする究極のグローバル指数。先進国23ヵ国に加え、中国、インド、ブラジルなど新興国24ヵ国を含む47ヵ国・約3,000銘柄で構成されます。日本では「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」が大人気で、投信の純資産総額トップクラスです。
- 全世界47ヵ国に1つの指数で投資できる究極の分散
- 日本で「オルカン」が大人気で投信純資産トップクラス
- 先進国+新興国両方の成長を取り込める
- 米国比率が約60%で依然として米国偏重
- 新興国の政治・通貨リスクが含まれる
- 分散しすぎてリターンが平凡になりやすい
MSCI エマージング・マーケット MSCI Emerging Markets Index
★★★★☆新興国市場を代表する最も重要な指数。中国、インド、台湾、韓国、ブラジルなど24ヵ国の約1,400銘柄で構成されます。中国(約25%)、インド(約20%)、台湾(約18%)の3ヵ国で約60%を占めます。先進国と異なるリスク・リターン特性を持ち、高い成長ポテンシャルと政治・通貨リスクが共存します。
- 新興国24ヵ国の高成長ポテンシャルを取り込める
- 先進国とは異なるリスク・リターン特性で分散効果
- EEM・VWO等流動性の高いETFがある
- 政治・通貨・規制リスクが高い
- 中国・インド・台湾の3ヵ国で約60%を占め偏りがある
- 先進国に比べパフォーマンスが劣る年が多い
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